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ヒトコトシネマ☆インプレッション

「ヒトコト」と言いつつダラダラと映画の印象を紹介。大劇場系から文芸・アニメ系。新旧問わず節操無しシネマブログです
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No.79 - 2005.04.18 (22:35) [か・き・く・け・こ]
Title : クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
★この映画で、私はしんちゃんに土下座した
29_kureshin04.jpg
映画 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
1996/日本 監督:本郷みつる 脚本:本郷みつる、原恵一
  ⇒☆この映画を、【TSUTAYA DISCAS】でレンタルする

一番最初に観たしんちゃんの映画。正直、最初は馬鹿にしてた。「所詮、お馬鹿な子供向け。絵柄もあまり好きじゃないし」 でも、ものの見事にひっくり返された。お話は一本筋が通ってるし、ヘタなアニメより動くし登場キャラのブチ切れっぷりはCOOOOOL!! 

観終わった後、ためらうことなく土下座した。「馬鹿にしてごめんなさい」。。「偏見と先入観だけで、物事を判断しちゃいかん」ってことを改めて痛感した。何度でも言います、ごめんなさい。

本当のことを信じてくれない周囲へのいらだちや不安、さらわれたひろしやみさえをたった一人で助けに行く決意など、子供が抱える孤独と、立ちむかっていく勇気をていねいに描いて好感。魔法のトランプで出現させるものも、5歳児が考えそうなものばかりで楽しかった。この映画のもう一人の主役、トッペマ・マペット。乗り気でないしんちゃんを必死で説得する彼女のいじらしさは涙もの。

子供は映画をおとなしく観る種族じゃないと知ってる作り手が、子供の映画の皮を被って自分達で楽しんで創った、としか思えない。そこがツボと言えばツボだが、同時に「家族で楽しく観るためのもの」と言う枠を、きちんと踏まえて作られいる点を忘れてはならない。
とても良質な映画です。

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