
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
1988/日本 監督、脚本:富野由悠季
ダンナの実家で、ビデオで観せてもらった。それほど深い思い入れのない自分には、いろんな意味で「まいったなあ」が連発だった。
その1。クェスに性格の似た子が、当時勤めてた会社に居た。良い意味でも悪い意味でも主張が激しくて。アニメ(映画)だから、あんなこにも周囲は優しいんだなと思う。まいった。
その2.主要クラスの登場人物って、「自分だけがこんなに不幸だ」ってことしか言わないことにまいった。大人の姿をした子供(シャアとアムロ)は、もっと始末に負えない。まいったまいった。その分、ブライトとカムランが、あるべき大人として自分の役割を見失わなかったのはほっとした。
その3.シャアとアムロのラストバトル。なまじかな権力やら戦闘力があるだけ始末に負えない。結局、行き着くとこにしか行けないのかとも思う。「これってつまり、昔の女が忘れられない男同士の痴話喧嘩なんだなあ」と。まいった。
その4.親殺しやら味方殺しやら痴話喧嘩やら怒濤の情念を描かせたら、富野さんの右に出る者はいないのを再確認。まいった。
ただ、シャアの理想の方向は間違ってなかったとは思う。実行の手段はともあれ。情念満載の映画だけど、それだけで語るにはちょっと違う気もする。そこがジレンマかもしれない。
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