fc2ブログ

Admin + RSS

ヒトコトシネマ☆インプレッション

「ヒトコト」と言いつつダラダラと映画の印象を紹介。大劇場系から文芸・アニメ系。新旧問わず節操無しシネマブログです
☆気になった感想があったら
クリックしてください☆







順位が上がると管理人が喜び
がんばって更新します☆

Recent Entries

Comment

Trackback

Bookmark

No.198 - 2006.02.08 (18:17) [さ・し・す・せ・そ]
Title : THE有頂天ホテル[The Wow-choten Hotel]
★2時間15分後、みんなが幸せになる映画
2005/日本 監督、脚本:三谷幸喜
三谷幸喜は、人間観察の天才です。クリエイティブな作業を行う上で、人間観察は必要だけど、彼は飛び抜けてます。眼鏡の奥から、人間というものを腹の底まで透かし見てる眼力は怖い。でも、「所詮人間ってこんなもん」と簡単に見切ってない。そこがいい。「人って、しょぼくて、せこくて、見栄っ張りだけど、そんな人間って、実はとても愛すべき存在なんだよ」と、画面を通して、あったかい気持ちが伝わってくる点が一番好きだ。「期待に応えて予想を裏切る」突き離し方もいい。べたべたせず、かといって突き放しすぎず。「粋」だと思わせる距離感の取り方も絶妙。

物語の収束力と笑いの爆発力は『ラヂオの時間』の方が上。こっちの方が、カタルシスを得られるのは確か。でも、話の複雑さと、画面から伝わる緊張感は『有頂天』が格段。これだけのエピソード、これだけの俳優をまとめ上げた力量はスゴイを通り越してる。カメラワークも役者の立ち位置も、緻密に計算されて、しかもさりげにロングショット。カメラと役者がダンスしてるようですホント(笑)

一言で言っちゃうと、「三谷幸喜って恐ろしい」に尽きます。「人を楽しませたい」と言う情熱は衰えがないし、その一点において全く妥協してない。そこが、恐ろしい。だから、心おきなく楽しいと言える。

三谷幸喜の脚本は、やっぱり三谷幸喜自身が監督しないと魅力は出ないなあ。舞台観たいな、と改めて思った一本でした。

伊藤四郎は反則!(笑)*人気ブログランキング

THE 有頂天ホテル オリジナル・サウンドトラック
ユニバーサルJ
価格:
発売日:2006-01-11
スポンサーサイト





トラックバック(0) / コメント(0)

← 交渉人 真下正義[Negotiator Mashita Masayoshi] / ヒトコトシネマ☆インプレッション / みんなのいえ →

Comment

Comment Post







 管理者にだけ表示を許可する

Trackback

URL : http://aquavitae.blog6.fc2.com/tb.php/198-4f5be4f8

Home

Photo by LEBELLION Template by lovehelm


iTunes_logob_120-40.gif
耳に残るあの曲。いますぐiTunesでダウンロードしよう。

★セキュリティは万全に★
・ウイルスバスター2006
・Norton AntiVirus 2006
・インターネットセキュリティスイート
ウィルスバスター・オンラインスキャン(無料)はこちら

Profile

  • LINTS
  • AUTHOR:LINTS
  • 本家:http://aquavitae.jp/

    現在はいわゆる「引っ越し中」です。五十音揃うまで、修正・校正しながら、毎日ちまちまアップします。

    アップする上での4箇条
     1.思うがままに感じたままに
     2.「本文」はツカミの一言ふたことを。
      ダラダラ感想は「追記」で。
     3.「~して欲しかった」は禁句
     4.ネタバレ御免!

    リンクはhttp://aquavitae.blog6.fc2.com/へお願いします。関連記事のTBはフリーですが、商業広告目的や関係の無い記事のTBは、予告無く削除しますのでご留意を。

    管理人の日常BLOGはこちらへ。http://aqua-vitae.jugem.jp/

Archive

Category

Search