
ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃
2002/日本 監督:金子修介 脚本:長谷川圭一、横谷昌宏、金子修介
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今までのゴジラシリーズの甘さを完全払拭。「子供が怖がって泣く」ゴジラが戻ってきたことに、武者震いした。
金子監督は『ガメラ3』で見せた『怪獣が街を踏み潰す』と言う現実を、さらに真正面から描いている。怪獣が現れるということ。怪獣が街で暴れるということ。それが、何を意味するのか。まさしく「人がゴミのよう」。画面や台詞の端々で、50年前の戦争の影をちらつかせる。初代ゴジラが「怪獣映画の姿を借りた反戦映画」であったことを、いやでも思い出させ、強いメッセージ性を帯びている。
ゴジラの出現のオカルティックな理由付けが弱かったのと、ラストバトルの段取りが「もたついてるかな?」と、ちょっと首を傾げたが、些末な問題。人間と怪獣との共闘に、ひたすら酔える一時間半だった。上映中はひたすら圧倒され、全身に力が入りまくって、観終わった後、猛烈な勢いで語りたくなる。揺さぶられる気持ちそのままに、どわーっと走りたくなる。
これは、数年に一本、あるかないかの、とんでもなく凄い映画。本当に、すっげえっす。
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