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ヒトコトシネマ☆インプレッション

「ヒトコト」と言いつつダラダラと映画の印象を紹介。大劇場系から文芸・アニメ系。新旧問わず節操無しシネマブログです
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No.163 - 2005.06.25 (23:27) [さ・し・す・せ・そ]
Title : 千と千尋の神隠し[Spirited Away]
★成長の物語ではなく、目覚めの物語
 2001/日本 監督、脚本:宮崎駿
千と千尋の神隠し (通常版)
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何だかんだ言いながら、映画館で二回観た。高いところへ登るのと、空中飛行は宮崎作品のお約束やねと思いつつ…。

千尋の成長の物語…らしいのですが、私が見る限り「成長」ではなく、「もともと主人公が持っている『千尋という命の力』が目覚め、前進する課程を見せた」だけだと思った。

この映画は、ある意味「何も残らない映画」ではあった。『ナウシカ』のような苛烈さも、『トトロ』のような素朴さも、『紅の豚』のような男の無邪気さも、『もののけ』のような生きる事の罪深さもない。

ただ、一言では語れない、訳の分からないものの存在。その、存在そのもののが大きな魅力となっているのは確かだ。しかも「ストーリー」とか「説明」とか「世界観」とか、そういう小手先のものではない気がする。

千尋が、おにぎりを食べながら泣くシーンが好きだ。
神様の食料を口にし、豚にされた両親を助けられるのは、自分しかいない。怯えても怖がっても、誰も助けてくれない。ハクは優しいけど、決して甘えることは出来ない。今までの生活を捨て、新しい世界で生きようと決める瞬間。
「ここで腹括って生きていかなければ、他に望みがない」と、突きつけられた現実を受け入れる。千尋の涙は、腹を括った人間だけが見せる涙。絶望かもしれないし、一縷の望みに全てを託す不安かもしれない。実は誰にでも、こういう瞬間ってあると思う。

そんな「異世界に迷い込んだ女の子が、両親と大好きな男の子を助けるためがんばる話」に、大きな意味も重りも必要ない。「何故、この世界があるのか」とか「湯婆婆と銭婆の関係」とか「カオナシ」とか、その存在理由をあえて説明せず、千尋の見える世界のみで構築したストーリーだとすれば、理念やら理想は無駄に重くするだけだろう。

たまにエコロジーを訴えるように見えるシーンもあるが、どちらかと言うと「人間達が増えて、神様も普通に住むのが大変やねえ」で淡々と終わる。

この湯屋の客も住人(神様)も、住む場所を壊されたからと言って人間に仇なそうとか、これっぽっちも考えてない。湯婆婆はお金と坊が最優先だし、千尋の面倒を見るリンは、街へ行くことを夢見る。人間が思うほど、神様達は人間に構うヒマはない、ということか。

異世界と積極的に関わる話でない以上、物語は広がりを持てない。作者も、異世界同志の大きな交流を目的として、物語を作ったとも思えない。あえて広がりを捨てた以上、ある程度の大きさでまとまり、収まるのは自明の理。なので、大作と称されつつも小振りな感じにまとまったのは否めない…が、これはこれで良いと思う。

可もなく不可もなく。でも、ジブリ独特の動きとテンポに酔うのも悪くないかな。と言う感じです。

余談:
巷でよく囁かれる「湯屋はソープランドで、千尋は風俗に売られた女の子」の解釈。私はありだと思います。

子供嫌いの友人は、千尋が大嫌いだそうです。「頭でっかちで、手足がひょろひょろして頼りない。全然魅力がない」と酷評します。でも、「自分がここまで嫌いになれるんだから、『“今どきの子供”としての千尋』のキャラクター造形は成功してると思う」とも評価します。

行きと帰りのトンネルで、母親が千尋に「そんなにくっつかないで、歩きにくいわ」と邪魔そうに言うシーン。甘えん坊で我が儘な子供を持つ母親が言う台詞だと、妙に現実味を感じました。私自身、母親によく言われていましたから。

余談2:
映画館で二度も楽しんだひとつに、ジブリしか出せない色彩がある。時に優しく、時に鮮やかな色彩のひとつひとつは、それだけで観に行く価値があると思わせるに充分。

だから、DVDの赤味が本当に納得できない。「淡い赤紫色の空に浮かぶ淡いピンク色の雲」を観て、昼間のシーンだと思えるだろうか。ちなみにTVで放映された時も赤っぽさが抜けてませんでした。これで貫き通すきらしい…。アメリカで発売されたDVDでは、色は正常だと聞く。あの美しいジブリカラーを再び観るには、映画のリバイバルを待つしかないのだろうか。

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Comment

Title : ジブリ作品をランキングづけするなら / Name : chibisaruさん

決して上位にくることはない作品(笑)
でも、嫌いではない・・・
淡々としているからなのかなぁ?なんて思ってはいたのですが、「可もなく不可もなく。でも、ジブリ独特の動きとテンポに酔うのも悪くないかな。と言う感じです。」という部分を読んで、あぁそうそう、そんな感じと納得できました
千尋に感情移入しきれないのも、その一端であるとは思うのですが、キャラに対する愛情があまり持てなかったのは、残念でした
坊とか窯爺とか大好きなんだけどなぁ(苦笑

2005.06.26(13:59) / URL / #55Kx2.dw / [Edit] /

Title : 人生の節目を感じる映画でした / Name : 晴薫さん

TBどうも。
>千尋が、おにぎりを食べながら泣くシーンが好きだ。
俺はこのシーンではいつも泣きます。
理由は記事にも書いたけど、昔の自分の感情が刺激されるのでしょうね。

2人の娘がいるので見せたのですが、彼女たちにはまだ実感がないようでした。

これからあの時期を迎えても強く乗り切ってもらいたいと親としたは思うだけです。

2005.06.26(14:17) / URL / #XTEfMpaM / [Edit] /

Title : / Name : LINTS@管理人さん

chibisaruさん>
こんばんわ。
確かに主人公の千尋より、脇を固めるキャラの個性が際だった映画でしたねえ…。
なんとなく、ランク付けしづらい位置にあるけど
なんとなく、忘れられない。奇妙な映画ですね。

晴薫さん>
こんばんわ。記事は読ませていただきました。
あの“おにぎり”は、晴薫さんの琴線に触れるものがあったのですね。

生きていくからには、つらいことと向き合う瞬間もある訳で…。
その時、心のこもった気遣いを受けるだけで、前向きになれるものです。
娘さんの行く末が、よきものでありますように(^^

2005.06.26(22:32) / URL / #qFJt7nMc / [Edit] /

Title : TBありがとうございます♪ / Name : 奈緒子と次郎さん

突然放り込まれた何も知らない世界で
自分のすべきことを見つけていく千尋が大好きです(^o^)

2005.06.27(08:25) / URL / #- / [Edit] /

Title : / Name : LINTS@管理人さん

奈緒子と次郎さん>
こんばんわ。
不器用でも、誰かの為に一生懸命走り回る姿って、ちょっと憧れます。モノグサな自分には出来ない芸当です(笑)

2005.06.27(23:29) / URL / #qFJt7nMc / [Edit] /

Title : 千と千尋の神隠し / Name : BPさん

初めまして、コメント失礼いたします。
この度blogにて『千と千尋の神隠し』を取り上げましたので、トラックバックさせていただきました。

2006.01.10(21:01) / URL / #- / [Edit] /

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千と千尋の神隠し

     2001年7月公開鑑賞日    ?《監督》《脚本》 宮崎駿《キャスト》 柊瑠美、入野自由、夏木マリ ほか

映画ごはん 2006.01.10 20:58

千と千尋の神隠し /

【評価】     【監督】宮崎駿 【一言コメント】 前半から中盤を越えたあたりまではいいんだけど・・・。 ↓ もう一言二言 ↓

ねずみの映画激甘評価 2005.06.28 00:33

千と千尋2

『千と千尋の神隠し』好きなシーンは・千尋がわんわん泣きながらハクからもらったおにぎりをほおばるところやっと泣けるところまで来たんだね。ここまでくればがんばれる。ハラが据わって、落ち着いて、色んな事が見えてくる。現実世界でもいっぱいこっぱいになったら泣くと

    cine秀 b log 2005.06.27 23:07

千と千尋の神隠し

●独自の世界観が構築された舞台で少女が成長していく姿を描いた物語●主人公の千尋は、けして悪い子ではないのだけど、かといって「清らかな優等生」ではない。こういった、観客に受け入れられる「弱さ」を持った主人公を設定することで、霊々の世界にまぎれこんでしまった

わかりやすさとストーリー 2005.06.27 13:15

『千と千尋の神隠し』、観ました。

史上最高の興行収入をマークした作品ですが、少なくとも「宮崎駿のベストムービー」ではないと思う。“郷愁感”たっぷりに描かれた『トトロ』、環境破壊による“痛み”を感じた『ナウシカ』、未来への“夢”を見た『ラピュタ』と比べると、心動かされるほどの感動は少ない。

肯定的映画評論室Blog支店 2005.06.27 11:49

千と千尋の神隠し

'01年 柊瑠美(声)   ジブリの中で『天空の城ラピュタ』に続き2番目に好きな作品。 まず、湯屋の雰囲気にすごく惹かれます。ちょっと中国っぽいところもあって 日本を誤解されそうで、外国の人には見せたくない気もするけど。 それに千尋がいい!私の中で子供が主人公の.

まるっと映画話 2005.06.27 08:24

千と千尋の神隠し>

「経験のない記憶」に泣いた映画。 マジカルな映像の奇跡に満ち、素晴らしい音楽と共

雨の日の日曜日は・・・ 2005.06.26 14:08

#242 千と千尋の神隠し

監督:宮崎駿製作:松下武義、氏家齊一郎 、成田豊、 星野康二、植村伴次郎 、相原宏徳製作総指揮:徳間康快プロデューサー:鈴木敏夫原作:宮崎駿 脚色:宮崎駿音楽:久石譲音楽プロデューサー:大川正義歌:木村弓声優: 柊瑠美(荻野千尋)、入野自由(ハク)、夏木マリ(

風に吹かれて-Blowin' in the Wind- 2005.06.26 13:55

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